終末の刻
作 村山 知義
台本・演出 杉本 孝司
※写真はクリックすると拡大されます
- あらすじ -
寛永十四年(1637年)冬
九州島原・天草の農民二万四千人は全村あげて家族ぐるみ、
「はるのしろ」と呼び習わさる原の古城跡に立てこもった。
幕府は諸侯を動員し猛攻撃を加えるが、
数千人にのぼる死傷者を出し、一方的に撃退された。
日本史上初めて、老人や女を含む農民軍が権力者の正規軍を撃破したのだ。
「人間の尊厳」という人間存在ギリギリの筵旗(むしろばた)を押し立てて、
時の幕府権力に一歩も引かずに戦った
稀有な人々の闘い「島原の乱」。
その中で唯ひとり生き残った画家・山田右衛門作の裏切りと回帰・再生を描き、
個と集団、芸術と社会、絶望と希望の相克の中で
ー人は何のために生き、何のために死ぬのかーを問う村山知義の代表作
CAST
語り手 | 脇 秀平〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 | |
山田右衛門作 |
(洋画家) |
笹岡 洋介 |
千代 | (その妻) | 江部 茜 |
久作 | (その息子) | 小川 拓郎 |
春江 | (その娘) | 葉霜 怜奈 |
甲斐野半之助 | (松倉家御使番) | 小杉 幸彦 |
善四郎 | (口ノ津村 庄屋) | 井上 鉄夫 |
甚吉 | (口ノ津村 百姓) | 上野山 達宣 |
角助 |
( 同 ) |
冨永 隆徳 |
傳助 |
(口ノ津村 正蓮寺の寺男) | 榎本 邦尚 |
芦塚忠衛門 | (農民軍の軍奉行) | 山村 勇人 |
千々石五郎左衛門 | ( 同 ) | 中屋 力樹 |
赤星内善 | ( 同 ) | 平田 正治 |
大矢野作左衛門 |
( 同 ) |
松並 俊祐 |
有家久意 | (元医者) | 下落合 秋 |
天草四郎時貞 | (農民軍の大将) | 饗場 桃子 |
瀬戸小兵衛 | (四郎の姉レジイナの子) | 細根 和博 |
吉蔵 | (本丸内評定所の用人) | 藤原 千晶 |
左太郎 | (本丸ご門口番人) | 森 路敏 |
一郎兵衛 | (本丸納屋の牢番) | 小杉 幸彦 |
おしげ | (その妻) | 浅利 倫映 |
鍋島大善 | (鍋島信濃守の家臣) | 横沢 勲生 |
有馬勢の武将 | 榎本 邦尚 | |
早苗 | (山田の養女) | 葉霜 怜奈 |
吉澤新太郎 | (山田の弟子) | 小川 拓郎 |
上林謙之助 | (松平信綱の用人) | 山村 勇人 |
井筒屋金次郎 | (江戸馬喰町の紙商) | 北村 耕太郎 |
四郎に付き添う娘 | 鹿島 麻美 | |
〃 | 白山 愛 | |
女百姓 | 齋藤 彩 | |
〃 | 鈴木 明子 | |
〃 |
中新井 美穂 | |
注進の者 | 藤原 千晶 |
ヴァイオリン演奏 東山 加奈子
渡辺 せいら
STAFF
美 術 幡野 寛
照 明 坂本 義美
衣 裳 山田 靖子
効 果 馬上 真勝
舞台監督 たかのきよこ
制 作 嶋田みどり
林 邦明
田口 真美
疋田 敬作
鈴木健一朗
深井 八郎